常賀かづ子

千葉で文化に触れる・・・   その1.

「鳥居清長」の浮世絵展に行ってきました。

「鳥居清長」の展覧会は、その作品のほとんどが海外美術館に所蔵されていることから、いままで一度も行われていなかったそうで、今回、国内外(海外はボストン・シカゴ・ホノルル・メトロポリタン各美術館)から約270点の作品が選ばれ、国内で初めての大規模な「鳥居清長の浮世絵展」、いわば大規模な「里帰り展」が、千葉市美術館で開催されています。(4月28日〜6月10日)

鳥居清長(1752-1815)は、江戸時代、天明期(1781-89)を代表する浮世絵師で、江戸名所を背景に描かれた長身ののびやかな美人像は、近代になって「天明のヴィーナス」とも呼ばれているそうです。
たしかにその美人像は、今で言うスーパーモデルのような体系の立ち姿、生き生きとした色気漂う表情などが、細部にわたる細やかな描写、豊かな色彩で描かれ、当時の人をも現代の人をも惹きつける魅力充分です。

会場には清長が20歳(1772年)から45歳(1797年)までの作品が展示されいましたが、
会場の一部に人だかりがあったので思わず近づくと、美術館ボランティアスタッフによるギャラリートーク、つまりスタッフの方が作品に対する解説をされているところだったのです。
後ろにくっついて耳をそばだて解説を伺いました。そのお上手なこと。
浮世絵を初めて観るもの、特に知識なく観る私にとっては、大変嬉しいサービスでした。

現在美術館のボランティアスタッフは32名おられ、定期的(毎週水曜日2:00から)にギャラリートークのサービスを行っているそうで、解説付きをご希望される方にはお勧めです。

また会期中には、寄席・邦楽コンサート・人形浄瑠璃文楽の世界など様々な関連事業も行われ、テレビ報道があったせいかすべて満席だったようです。

270点もの見ごたえのある浮世絵のすばらしさを味わい、粋で遊び上手な江戸の人々の暮らしや文化に触れることができたひと時でした。

会期は残すところあと5日間ですが、お時間がある方必見です。
ぜひ千葉市美術館に足をお運びください。
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