小西 由希子

市環境基本計画等の説明会に参加しました

千葉市では、今年度「環境基本計画」「地球温暖化防止対策実行計画」「水環境保全計画」「自動車公害防止計画」の策定が計画されています。昨年度後半から環境審議会で2回ほど審議されたようですが、市民にはその動きが全く見えてきません。

当初計画では、今年4月に市民説明会を開催する予定だったものがずれ込み、6月26日中央コミュニティーセンターで説明会が行なわれました。
参加者は40名くらい。皆さん熱心に説明を聴き、意見を述べられていましたが、なにしろ重要で長期間にわたる計画で、内容的にもボリュームがあり、専門的な内容も多く簡単な説明で理解するのは難しいなと感じました。4つの計画(案)の説明と意見聴取で2時間ですから、十分とはいえません。
全体について感じたことは、22年度中に策定するならば、もっと早い段階から市民に呼びかけ準備をするべきではなかったかということです。せめて21年度に1回目の説明会を開催し、現環境基本計画の評価や今後の課題などをあぶりだす作業が必要ではなかったでしょうか。その中で新しい計画には何を入れる必要があるか、参加者が意見を出し合って計画に入れ込んでいく、市民参加のプロセスがすっかり抜けています。既に行政側であまりにきれいな案を作って示され、ご意見をどうぞといわれても、市民はどう意見を出していったらよいのか、戸惑ってしまいます。

今回のようにざっと説明をして意見を聴取するだけでは不十分ですし、意見がある人はファックスやメールで7月7日までどうぞといわれても、出した意見がどのように反映されたか、そのプロセスが市民には不明です。

説明会開催の広報についても不十分でした。市政だよりに小さく載っただけで、市のホームページでも広報されているとはいえ、どこに載っている知っている人しか探せない状態で、本当に広く市民に意見を求めたいと考えるのならば、もっと工夫すべきでした。

以下の通り、私も、それぞれの計画ごとに意見を提出しましたので、ご覧ください。そして皆様もぜひご意見を市に出していただきたいと思います。説明会をこれきりにせず、何かの形でもう数回市民への説明や意見聴取の場を求めていきたいと考えています。お力をお貸しください。

千葉市環境基本計画(案)について
1.説明会参加の呼びかけについて・・・現在の計画の評価の中には、一般廃棄物処理基本計画・産業廃棄物指導計画・農業基本計画・森林基本計画・水環境保全計画・緑と水辺の基本計画・水辺再生プランなどが包含されています。これらは、環境保全部以外、環境管理部や環境事業部、また、農政、下水道管理部など、さまざまな分野に及んでいます。それぞれの部がネットワークを持っている市民や市民団体などにも今回の説明会に参加いただくよう声かけはされたのでしょうか。また、町内自治会や関連のある事業者への声かけはおこなわれたのでしょうか。市の環境施策の基本となる10年間の重要な計画ですので、計画段階への市民や事業者の参加に配慮していただきたいと思います。市では昨年、「焼却ごみ1/3削減」推進市民会議を開催し、多くの公募市民を入れた41名ものメンバーで話し合いや提案活動を行なっており、大きな成果があったと議会でも報告されています。こうした取り組みをぜひ参考にしていただきたいと思います。

2.策定過程への市民参加について・・・重要で長期にわたる計画であるにもかかわらず、また、市民や事業者との協働を推進する計画になるにもかかわらず、策定過程への市民参加が大変少ないことが問題であると考えます。昨年12月に行なわれた環境審議会の議事録を見ますと、環境基本計画策定のスケジュールが示されています。しかし、その後市民懇談会は廃止となりここでの意見聴取はなくなりました。スケジュールも大幅に遅れ、当初4月に行なうはずだった市民説明会が開催されていません。また、議事録を見ますと、環境審議会委員からは「手づくり環境博覧会を毎年やっている。6月5日。環境団体は34〜5団体以上が集まるので、その機会に説明会を行っていただくようお願いしたい。」との意見が出されていましたが、説明会は行なわれませんでした。

3.説明会の開催時間と意見聴取・・・さらに、今回の説明会では、4つもの重要でボリュームのある計画が一度に示され、わずか2時間で説明と意見聴取というのは無理があります。説明を聴いてすぐに反応できる市民はさほど多くなく、もっと時間をかけた丁寧な説明が必要ですし、その上で意見を求めることが大切ではないでしょうか。計画(案)には市民や事業者との協働が強く謳われており、そのためにも計画段階への市民参加がどれほど行なわれたかが問われます。

4.上位計画との関係について・・・環境基本計画の上位計画は「基本構想―ちば・ビジョン21」です。説明会で示された図では、新しく策定する環境基本計画の上位計画は「基本構想―新基本計画」となっています。しかし、新基本計画の策定は23年度末であり、22年度末に策定される新しい環境基本計画の上位計画はまだ「ちば・ビジョン21」ではないかと思われます。上位計画の策定が1年後というのは整合性がないのではないか。何を目安にして策定していくというのでしょうか。策定を急ぐ必要はなく、時間をかけて市民への説明や意見聴取に時間をかけ、新基本計画と同時期に策定するべきと考えます。

5.平成7年策定後の見直し・・・市の環境基本計画は、平成14年度に一度見直しをしていたかと思います。その説明がなかったのはどうしてでしょうか。


千葉市地球温暖化防止対策実行計画(案)について
1.重点施策・・・再生可能エネルギーの普及については太陽光発電だけでなく、太陽熱利用の推進も必要です。また、CASBEEだけでなく、一般の住宅政策の中にもっと環境配慮の推進を組み込んでいく必要があると考えます。

2.C-EMSに基づくエコオフィス活動の推進・・・環境監査委員として内部の職員だけでなく市民監査委員を加えて監査を行なっていくことを検討してはどうでしょうか(既に水俣市などで行なわれています)。

3.中小企業の自主的取組を促すよう、エコアクション21を市として積極的に推進していただきたい。

4.家庭部門に市民の取り組みを広げる・・・太陽光発電施設設置で助成を受けた市民に対し、地球温暖化防止に関わる取り組みに積極的に参加するよう呼びかける。

5.市の事務事業・・・市グリーン購入のリストに、せっけんや県内産木材の使用など市独自の商品を取り入れていく努力をしていただきたい。

6.推進体制・・・取組状況については環境審議会に報告し、環境白書等に公表するとあるが、審議会を傍聴できる人は限られているし、白書を手にとって見る人もそう多くない。広く市民に関心を持ってもらうために、年1回市の環境に関する事務事業報告会を開催してはどうでしょうか。


千葉市水環境保全計画(案)について
1.コンセプトについて・・・すでにコンセプトが決まっていることにちょっと驚きました。誰がどこで決めたのか、そもそもこの計画は誰のためのものなのかなと感じました。市民の声を聴いて決めた方がよろしいのではないでしょうか。

2.基本方針について・・・「市民が身近にふれあえる水辺づくり」とありますが、市が環境づくりをして(お膳立てをして)市民が利用するというのではなく、まずは市民が水環境に関心を持つような取り組みが必要と考えます。

3.水環境浄化推進委員について・・・花見川や都川などでこれまで地道に活動し、市を支えてくださっていた水環境浄化推進委員についてはひとことも触れられておらず、今後どうしていくのか不明です。水環境に関心を持って常に気にかけてくれる市民を増やしていくことが必要です。

4.目標達成に向けや対策のうち(2)親しみの持てる水辺の創出 ○人と水とのふれあい 「自然観察会の開催」・・・市が主催して自然観察会を開催するのではなく、既に多くの団体で開催されている自然観察会の情報を一元化し、市が広報で応援する方向にしていってはどうでしょうか。

5.目標達成に向けや対策のうち(3)ゆたかな流れ(水量)の確保 ○かん養機能の保全 「森林の育成・保全」・・・計画策定にあたり、森林整備の現状について、きちんと調査しておく必要があると思いますが、おこなわれているのでしょうか。荒廃した森林は、手入れされた森林と比べ雨水の浸透率も大きく異なるときいています。計画にはこうした現状を数字で示して、具体的な対策を考えなくてはいけないと思います。

6.自治会館など公共的な施設に雨水浸透施設や雨水貯留槽を必ず設置するようにしてはどうでしょうか。

7.町の中に多く見られるコインパーキングやマンション・一戸建ての駐車場をコンクリートで固めるのではなく、雨水が浸透する方法で整備することを促してはどうでしょうか。


千葉市自動車公害防止計画
1.対策メニュー 調査研究・・・定期的に大気汚染調査を行なう場所としてJR千葉駅など、車や人が多く利用するところがはいっていません。タクシーのアイドリング規制も行なわれておらず、バスを待っているとのどがいがらっぽくなり空気の汚れが気になります。人や車が多いところの大気汚染も調べていただき、規制していただきたいです。

2.対策メニュー エコドライブの普及・・・タクシーのアイドリングストップに力を入れていただきたい(バスは、暑い日でも自動的にアイドリングストップしている)

3.対策メニュー 交通量対策・・・軽自動車が増えているとの説明でした。軽自動車は、通勤や買物など日常に利用されることが多いと思われます。これらを少しでも自転車に移行させていくための取り組みが求められます。自転車道路の整備を促進したり、自転車駐車場の整備を充実させて、自転車利用を促したり、市職員の通勤で自転車利用者にはインセンティブを与えるなど率先して取り組みを示し、民間事業者にも自転車通勤を促すなど工夫が求められます。
あれこれ | - | -
PROFILE
CATEGORIES
NEW ENTRIES
ARCHIVES
OTHER