長谷川ひろ美

新年度予算は修正案が可決

 3月19日に議会は終了しましたが、既に報道されている様に今議会では初めて市長原案が否決されました。最終的には自民・公明・新政ちば提出の修正動議が3会派の賛成で可決されました。この結果、自治会への事務事業委託費など3事業、6000万円の事業費が復活し、これを予備費から支出することとなりました。

その前日の18日の予算審査特別委員会では、委員長報告のあと、自民党、共産党からそれぞれ組み替え動議が、公明党からは修正動議が出されました。これに対しての質疑・討論がなされ、市民ネットワークからは湯浅議員が行いました。この日は夜中の12時近くまで議会が開催され、本会議場での白熱した議論が展開され、このようなことは予算審査特別委員会でははじめての事であり、緊張した一日でした。
これまでずっと歴代市長提出の予算案に反対してきた、市民ネットワークですが、今回は熊谷市長案に賛成の立場で質疑をし、意見を主張しました。
以下、18日の最後に各会派が行う予算案への意見表明を私が行いましたので、そのときの内容を添付します。

 会派を代表し、平成22年度の予算議案に賛成の立場から意見表明を行います。
まずはじめに、先ほど提案された組み換え動議および修正動議についてですが、共産党案に対しては、財政再建に向けての道筋については共感するものの、見直しする事業の全てに賛同することは出来ません。また自民党案はこれまでの予算に対する対応を批判した質問に対しての答弁にはとうてい納得できるものではなく反対です。公明党案に対しては修正動議になじまないものと考え賛成できないことを申し上げます。

市民ネットワークは、議会においてこれまでずっと予算には反対をしてまいりました。中央第6地区、蘇我臨海部開発、西口再開発、モノレール延伸などの大型公共事業優先施策を見直すこと、すなわち将来世代にこれ以上の負担を残さず、身の丈にあった財政運営とし、市民生活にシフトした市政に変更することを求めてきたわけです。しかし大型開発を優先した結果、千葉市は市債残高は1兆円をこえ、将来負担比率政令市ワースト1位、実質公債費比率ワースト2位という政令市でも最悪の財政状況に陥りました。

従来の市政を継承せず、財政危機を市民に明確に示し、財政健全化に全力で向き合うことを訴え、誕生したのが熊谷市政です。来年度予算編成にあたり、まず300億円にも上る収支不足への対応が迫られました。いざというときの基金もそこをついている状態の千葉市においては、市民生活に配慮しながらも手をつけざるを得なかった、公共料金や事務事業の見直し、人件費の削減などの具体案が示されました。

個別事業については予算審査特別委員会でも議論が戦われましたが、しかし、これでも退職金20億円、国民健康保険の赤字繰り出し金28億円は予算化できておらず、今後の経済状況によっては市税収入の落ち込み、扶助費の増大なども予想されます。

このような中での見直し事業であることを財政健全化への道筋とあわせ、十分に市民に理解を求めていくことこそが重要であり、対応を求めるものです。熊谷市長に託された、財政再建という厳しい課題に真摯に取り組んだ予算案であること、また医療介護子育てなどの分野への予算の重点化がなされ、情報の開示と市民参加の推進が図られていることを評価し賛成の意見表明といたします。
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