長谷川ひろ美

「がじゅまる」のセンター長 朝比奈ミカさんのお話

「がじゅまる」(中核地域生活支援センター)は、平成16年3月の千葉県地域福祉支援計画の中で、提案された事業のひとつ。ここのセンター長のお話を伺いました。中核地域生活支援センターは福祉全般にわたる相談に、24時間・365日対応するというものです。
県内の保健所エリア、13か所に整備されていますが、政令市の千葉市、中核市の船橋市には残念ながらありません。

「がじゅまる」はこのうち、市川・浦安が担当地域です。相談内容は経済的困窮、家族関係、引きこもり、介護・支援サービス、家庭内暴力などなどですが、これらのうち5つ以上の生活課題を同時に抱える相談者が24%も占めているとのことです。さらに、本人も家族もどうしてよいかわからない、家族にキーパーソンとなる人がいない、地域で孤立状態など問題は複雑で、これまでどこかに相談はしていてもクレーマー扱いされていることが多い。障害・高齢・子どもへの各種支援や生活保護などの制度はあるものの、その隙間におかれたさまざまなニーズの受け皿となり、支援しているのです。

運営費としては、年間2500万円で県から単年度委託され常勤4人、非常勤2人の体制。しかし千葉県は来年度予算で、一部削減されているようです。私たちも、これまで千葉市にも設置を求めてきたものですが、実現に至っていません。
時代の中で、社会保障制度の在り方も柔軟に対応していく必要があります。「がじゅまる」の活動は、縦割り行政による隙間で、今実際に起きているさまざまなケースに対処しており、これは千葉市においても同様に多数あると思われます。即センタ―設置に至らずとも、千葉市としてもどう取り組むのか、検討が必要です。



 
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